ヒスイ巫女
さようなら
雨が強く降っている。
その雨と同じように
涙をながしている少女がいた。
その少女の名はヒスイ
ヒスイは人形のような整った顔立ちだ。
髪の色が薄いピンク色その色より濃い赤色の血の上で両親が倒れていた。
矢に射されたようでヒスイをかばうようになっていた。
矢の先には紅色の石がついていた。
「・・・お母さん、お父さん」
二人はその呼びかけに答えない


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