真愛 【絶賛スランプ中】


「…あ、わりぃ」




彼は私に謝ると、歩幅を合わせて歩いてくれた。





「あの…どこに行くんですか?」





素朴な疑問をぶつける。




悪い人には見えないけど、こんなところを組の奴に見つかったらただじゃ済まされない。






それだけは避けたい…と、素性も知らない彼にそんな感情を抱いた。

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