たとえどんなに。
電車に数十分揺られ、

私たちは町から少し離れたモールにつく。

久しぶりなような竜たんは

子供のように目を輝かせ私をせかす。

ゲーセンに行き、

ぬいぐるみをとり、プリクラを撮った。

昼食をたべ、

ボウリングをし、笑って。

ひとりきり、モールを満喫した時には

外は夕日が沈み始めていた。

「帰ろうか。」

そう言って駅に向かう。

が・・・

駅の反対に出てしまって。

「まあ、探検するか。」

そんな楽しそうな竜たんにつられ

私も彼の後ろを追いかけた。

だいぶ歩くと小さな公園があり

細い路地があり。

いろんなところを探検した。

土手に出て水平線に沈む夕日を見送り

私たちはもと来た道を帰る。
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