【完】好きになれよ、俺のこと。
と、その時。
《ピーンポーンパーンポーン
1年5組の安堂叶翔さん。
ナンバーワンホストが不在で、クラス中が混乱している模様。
至急、クラスに戻ってください》
突然流れてきたアナウンスに、思わず吹き出す私達。
「やべ、呼び出しくらっちった」
「早く戻ってあげなきゃ!」
「しょうがねぇから、そーする。
じゃあな、ひなちゃん」
ニコッと微笑んで、私の頭をぽんぽんと撫でると、安堂くんは歩いて行ってしまった。
ドキンドキンと鳴り響く、私の心臓だけを乱して───。