【完】好きになれよ、俺のこと。
「…どうしてそう思ったの?」
「安堂くんが、告白された相手の子に、彼女がいるって断っているのを聞いちゃったんです…」
すると、那月さんがふるふると首を振った。
「それ……違う。 違うよ。
確かに叶翔には彼女がいるけど、陽向ちゃんは間違って捉えてる」
……え?
間違って捉えてる……?
どういう…こと……?
「陽向ちゃん、来て……!」
訳が分からないままでいる私の手を引いて、那月さんは病室を駆け出た。