【完】好きになれよ、俺のこと。
「お二人さん、いい感じじゃーん!
じゃあ、邪魔者は退散するね!」
後ろでそう声が聞こえ、振り返ると、那月さんがニコニコしながら部屋を出て行くところだった。
「おう!
もう入ってくんな!」
安堂くんがそう言い返す。
ふふ。
なんだか、仲が良さそうな雰囲気が伝わってくるなぁ……。
「いいお姉さんだね、那月さん」
「そー?
ヤンキーだけど、怖くなかった?」
「全然…!」
そう言って、首をぶんぶんと振った時、ポケットから何かが落ちる音がした。