卒業~大好きな君へ~

告白

教室を出て隆斗のクラスに
行こうとしたとき
隆斗のクラスから出てくる男子がいた。

それは紛れもなく
隆斗だった。


「りゅ、うと…」


だめだだめだ!

もっと元気に!!

「隆斗!!!!!
話があるの!!」

声が大きすぎたのか
廊下にいる人達の目線が
私にくる。

恥ずかしくて
顔が真っ赤になっているところを
隆斗に見られたくなくて
下を向いていると

「俺もお前に話がある。
こっち来い。」

と言われ、手首を掴まれて
引っ張られていく

「え、ちょ、隆斗!?」

隆斗は私が呼んでいるのに
それを無視した。


やっぱりまだ怒ってるのかな…
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