君はあたしの天然王子
あたしは そのまま机に突っ伏した。
もぉ~…
何なのよ、この心臓…
ドキドキだけじゃない…尚陽くんを見ると息が上がるような気がする…
あたしは 窓の外を見上げた。
何だか雨降りそうだなぁ…
そういえば傘持ってきてない!
降られたら困るなぁ~…
あたしは即席だけど、持っていたハンカチで、てるてる坊主を作った。
「てるてるちゃん!どうか雨は降りませんように!!」
――が……
帰るころには土砂降り…
ガーン…