彼女のみる世界



――日曜日。


待ち合わせ場所につくと、翔平はまだ来ていなかった。

まりえは手鏡をとりだし、前髪をチェックする。

白のワンピースに前に買ってもらったクローバーのネックレス。

まりえの誕生日に直樹が買ってくれたものだ。

「準備、バッチリ!」

手鏡を直したところで、「ごめん!」と翔平が駆け足でやって来た。

「待った?」

「ううん。全然」

まりえが微笑むとホッとしたように翔平が笑う。

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