赤黒いバラ
「桜ちゃん。もっと詳しく説明しなさいよ。」

と。興味ありますよ。と言うような顔でいってきた。

「だって、そんな分かるわけ無いじゃない。」

「まあ、そうか。でも、あたしたちも高校生だよ!あんな小さかった桜ちゃんがここまで大きくなって…。」

と、親戚のおばさんのような言い方をした。

「それ言われると、お互い様なんじゃないかしら。幼稚園の頃は毎日あたしに付きまとって、『桜ちゃんとしか遊びたくない!!』って泣き叫んでたのにね。」

そんな懐かしい話をすると殴られた。

「そんなことない!それ桜じゃないの!?あたしそんなんじゃないから!!」

事実は認めようよ…
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