赤黒いバラ
まあ、あっという間に年末。

朝っぱらから志保里とこたつでゴロゴロしていた。

「桜宿題終わった?」

正直宿題の量が半端じゃない…

志保里がいる国際科の2倍はあるらしい…

「終わるわけがない…多すぎる…特に数学…」

国際科は英語と国語だけの宿題だが…理数科は…プラス数学

「数学!?ダメじゃない!!小鳥遊先生の教科だよ!?嫌われるよ!?」

多分嫌われてるので大丈夫です。

「じゃあさ、志保里が数学やってよ!!もういや!国際科は良いよね!英語と国語だけの宿題で!数学の量が英語と国語足した感じの量って何よ!!鬼畜なの!?いやぁぁぁぁ!!」

「桜。近所迷惑になるから静かにしなさい!!」

母の声…

「おばさんにも怒られてる…。まあ、それは多すぎだね…。」

家ではあんまり学校の話しはしない。

宿題の会話は終わった。
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