赤黒いバラ
「小鳥遊先生の前で泣いたんやって?」
仲上先生がニヤニヤしながら問いかけてくる。
今は補習が終わり部活をしている。
文化祭に出展する作品を作っている。
私は切り絵をしようと紙にハサミを入れている。
そんな不意打ちな質問をされるとずれてしまいそうになるではないか。
「誰から聞いたんですか。あと、ニヤニヤしながら聞かないでくださいよ。ハサミ刺しますよ。」
そういう脅し文句を言うと
「刺すって…。からかいにきたんじゃないんだからな。情報源は将夜先生だよ。」
小鳥遊先生なんでこいつに言うのよ。
「いやぁ、昨日一緒に飲みに行ったんだけど、その時に、言っててさ。ちょっと気になってね。でも、男の前でなくなんて、桜ちゃん悪女だねぇ」
前半は真面目だったのに。後半茶化すなよ。
そう心に思った。
「なに?嫉妬?仲ちゃん桜のこと好きになっちゃったー?」
と、冗談で返すのも女のたしなみよね。
仲上先生がニヤニヤしながら問いかけてくる。
今は補習が終わり部活をしている。
文化祭に出展する作品を作っている。
私は切り絵をしようと紙にハサミを入れている。
そんな不意打ちな質問をされるとずれてしまいそうになるではないか。
「誰から聞いたんですか。あと、ニヤニヤしながら聞かないでくださいよ。ハサミ刺しますよ。」
そういう脅し文句を言うと
「刺すって…。からかいにきたんじゃないんだからな。情報源は将夜先生だよ。」
小鳥遊先生なんでこいつに言うのよ。
「いやぁ、昨日一緒に飲みに行ったんだけど、その時に、言っててさ。ちょっと気になってね。でも、男の前でなくなんて、桜ちゃん悪女だねぇ」
前半は真面目だったのに。後半茶化すなよ。
そう心に思った。
「なに?嫉妬?仲ちゃん桜のこと好きになっちゃったー?」
と、冗談で返すのも女のたしなみよね。