君のいいところ、1つしか思いつかない。




「蓮、焼き鳥食べない?」


「ん、食う」





楽しそうに焼き鳥の列に並ぶのは、果步。


俺のずっと好きだった人だ。


昔よく来たこのお祭りに、久しぶりに遊びに来た。


きっと、結婚したら2人で出かけることもなかなかなくなってしまうから、誘ってくれたんだろう。


俺も純粋に幼なじみとして、昔に戻ったみたいな気分で、久々のこの賑やかな雰囲気を楽しんでいた。






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