君のいいところ、1つしか思いつかない。




「蓮、優しく笑うようになったね」




果歩にそう言われて、もう一度笑った。




紗月のこと泣かせたら、俺が奪いに行くから。



だから、ちゃんと、幸せになれよ。



なんて思って、カラフルに舞う花火を眺めていた。








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