【完】GUILTY BOYS -囚ワレノ姫-
11.いつかの泡沫



【side和泉】



「は……?」



『やー、だからさ?

羽歌ちゃんのこと迎えに来てくれね?』



「や、意味分かんねー」



なんでそうなるんだよ。



──午後17時過ぎ。



家でパソコンと向かい合い仕事をしていた俺の元にかかってきた電話。相手は葉月で、何かと聞けば羽歌を迎えに来いって言ってる。




『いま、ノンのとこにいんだけど。

羽歌ちゃん、俺のかハチのかわかんないけど間違って酒飲んじゃったらしくて』



「……何やってんだ」



ったく、あいつは……。



──つか、待てよ?



「羽歌、酔ってんのか?」



『んーん。寝てるだけ』



それを聞いて、ほっとした。俺の記憶上、羽歌が酔うととにかく愚痴る。それから眠って、酔いが醒める前に起きて、今度は……。



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