トワイライト
少し目を伏せた
たった一瞬。
ほんの1秒
…いや、1秒もたっていないかもしれない
それくらいの本当に、短い時間。
ドン
視界は真っ暗。
…いや、真っ黒
そしてほんの少しだけ、硬い肌触り
ふんわり香る甘い香水の香り。
個人的には少し苦手な匂い
「…ちっ」
イヤホンで音楽をきいていてもきこえる舌打ち。
見なくてもわかる不機嫌な雰囲気
一瞬で状況を理解した。
「…」
伏せていた目を、震わせながら上へあげた