GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~



「どんなっていうのはないけど」


「あれ?お前、巨乳好きって言ってなかった?」


・・・巨乳?


快二の言葉に、自分のまな板のお胸をスッと見るあたし。




・・・秒殺!


「ばっ、そんなこと言ってねーよっ」


一生懸命に反発する志摩だけどね、とても可愛らしいです。


「志摩ごめんっ。今の質問は聞かなかったことにして!」


志摩の好みはめちゃくちゃ気になるけど、やっぱり聞きたくない。


「あたしも巨乳好きっていうのは忘れるから」


「いやだから、俺そんなこと言ってねーって」


「お前言ってなかったかな~」


「やめろっ、バ快二!」


結局、あたしが知りたくなくて志摩の好みは聞かなかった。


でも、それはそれでいいのかもしれない。


あたしが志摩の好みになれば……ううん、近づければいいんだ。


だから、志摩の好みに近づけるように、志摩の眼中に少しでも入れるように、明日もまた女子力あげていかなくちゃね。


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