巨人のドン(短編)
それからドンは村のみんなとなかよくくらしました。







ですが、ドンはみんなといっしょにすみませんでした。










ドンはいつも山に座って空を見ていました。










村のみんながやって来ると、山の木の実をあげたり、子どもたちを肩にのせたりしました。










ですが、それいがいはずっと山の上でフゥをまち続けています。









そう、今でもずっと、たいせつなともだちをまち続けているのです。




















めでたし、めでたし。


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