イジワルな君に恋しました。
そう決めて、1時間目が終わってから教室に行った。
1時間目は本当に自習だったらしい。
良かった。
「陽菜おはよう。遅刻してくるなんてめずらしいじゃん」
「おはよう、花香ちゃん。
ちょっと聞いてくれる?」
「ん?どうした?」
「あのね……」
「陽菜、はよ」
私がさっきの出来事を花香ちゃんに相談しようとすると、誰かが私に声を挨拶をしてくれた。
だからそちらに振り返り、挨拶を返そうと顔を合わせる。
「おは……」
え!?