イジワルな君に恋しました。
「陽菜はここにいると思ったよ」
「探してくれたんですか?」
「探さなくても分かるよ」
先輩には私の行動はお見通しなのかな?
「今日はもう先輩とは会えないと思ってました。
今もクラスの集まりとかに行ってるのかなって……」
だから心の準備ができてなかった。
もし来ると分かっていたら、泣かずに笑顔でいようと思ったのに。
「卒業式始まってすぐに泣いてるような子、ほっとけるわけないでしょ」
腕の中から顔を上げ、先輩を見ているとニヤッと笑われた。