私の日常はどこに消えた
第1章 出会い

始め


私は、本が大好きだ。


特に、本棚に今まで買ってきた本を並べて、達成感を味わうのが私の一番の楽しみというくらい。




友達はいらない。



作る気もない。



本が読めるだけで私は充分だ。



学校も本当は行く気なんてさらさらなかった。でも、高校に行けば一人暮らしをしてもいいって言われてしまったから仕方なかった。



一人はいい。気楽だし。






いつからか、私がアイツと絡むようになったのは。



あぁ、あの夜だった。



なんで忘れ物なんてしちゃったんだ・・・してなければ会うことはなかったのに。



アイツなんて・・・・・・大嫌いだ。
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