君のために歌う歌

ひまわり畑

「音楽は自由です!!!かぁ……なかなかロックだね宙子!!そんなあーたが私は大好きだ!!!」



「やめてよ郷愛……思い出すとマジで恥ずかしいだから……」



「ってか、愛の歌歌ってもいいですか?って、ほんとイケメン君は何を考えてるんだろうな。」




郷愛、宙子、高橋の3人ひまわり畑(と言っても少し広めな花壇だが)の草取りをしていた。



文化祭の頃にはひまわりは枯れてしまう。




しかし、植物同好会は、咲いている間に写真を撮り、それを目玉展示にして、ひまわりの種を配る計画をしている。




「そりゃもうモチのロン、誰かに告白しようとしているんでしょうがあー!」



郷愛は高橋の方にカマをズビシと向けた。



「カマは怖いカマは怖い。

そうか…そうなのか青春だな…

しかしイケメン君ならよりどりみどりでわざわざ誰かを選ばないほうが……

あ!そうか、さらにモテてやろうという魂胆か!!!

くそーイケメンめ羨ましい!」
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