彼と私の事情
「…うわぁ…。」

中に入ると可愛らしくまとめてあるインテリア。

「いらっしゃいま…学かい。なんだよ
。」

一目みて格好いいと思う男の人。

いっちゃ悪いけど、ここのインテリアににあわないワイルドな感じの人。

180ぐらいありそうな身長に、髭と長い髪を1つにしてる。

「…ん?はじめましての方?彼女?」

こっちを覗き込んでくる彼。

ちち、違うんだよ!

慌てて訂正しようとする私をよそに、

「違う。上司の知り合い。」

冷静に返す立川さん。
上司の知り合いか。なんか寂しい言い方。

「…だったけど、一晩過ごしたから俺の知り合い。」

…沈黙。

「な、なにいってんですかー!」

真っ赤な慌てる私と、冷静な立川さんと、苦笑いの彼。


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