変わる瞬間
はじまり
建は時計を見た。
17時55分…
「後5分か…」とぼそりと呟いた。
表紙を見て誰も買いそうにないマンガを朝8時から夜6時まで梱包し、おはようございますとお疲れ様ですの
あいさつしか話さない日々、建は言った「後3分…」そこに一ヶ月ぶりに上司が建に話しかけてきた。「お前今日付き合わないか?」「面白い店があるんだ」その瞬間工場のチャイムがなり業務の終了の合図を告げた。

建は黙って上司に頭を下げ立ち去ろうとした。しかし上司は言った「今日ぐらい付き合えこれは命令だ」
建は一言言葉を発した「わかりました」 上司は笑顔とはいえない表情で笑った。
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