LOVE❤SONG
#4
【池田家:亮】

電話が切れた後、急いで美咲の家に行った。美咲の部屋のドアを勢いよく開ける。
亮『美咲!!』
そこには床に座り込んだ美咲がいた。
俺は美咲の肩に手を置いて、顔を除き込む。
亮『美咲、どうした?』
美咲はどこか遠くを見て泣いていた。
亮『美咲!!』
やっと気づいたのか、遠くを見たまま俺の方に顔を向ける。
美咲『......亮?......亮なの?』
亮『見てわかんだろ、俺だよ。』
美咲『わかんないよ、』
言ってる意味がまだよくわからなかった。
亮『何でわかんねぇんだよ!目の前に居んだろ?』
美咲『何も......何も見えないよ......!』
それを聞いてやっとわかった。
亮『まさか、お前...。』
美咲『亮......怖いよ...ねぇ、あたしどうなるの?、ねえ亮!嫌だよ!死にたくない‼』
泣き叫ぶ美咲を強く抱きしめた。
亮『死ぬわけないだろ!俺が居るから!』
それでも美咲は恐怖に刈られ泣き続けていた。
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