夜ー闇に隠された瞳の奥ー


正門のところに、見覚えのある黒塗りの車がとめてあった。

私はそれに乗り込む。

すでに誠は載っていた。



「……みずな、大丈夫か」


「あぁ」

「出るぞ」


流のその言葉を最後に、車にはエンジン音だけが響いた。








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