小さな恋物語



でも男の人だって出世が絡んでくると大変だと思う。うちみたいな小さな会社では上司の数もたかが知れているし、派閥があるのかどうか分からないけど。



「じゃあいっそ付き合う?」

「へ?」

「そしたら誰が口出ししようと俺が黙らせるけど」


…付き合うって何?どういう意味?


「興味ない奴のこと気にするほど暇じゃないし、俺そんないい奴じゃないよ。どうでも良かったら心配しないし誘わない。じゃ、18時に駅で。遅れんなよ」




私の頭をポンと一撫ですると加藤さんは行ってしまった。
台風一過の空の下、私にドキドキを残して。


End


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