二人日和
「メアリちゃんに感謝しないと♪」


あたしはいつの間にか笑顔になっている。


罪人に楽はないのに、どうしてこう幸せを感じるんだろう。


こんな平和な世界に、一体何があったんだろう…


「でも最近、おかしい事があるの」


メアリちゃんが真剣な瞳になって言った。


「え?それは何?」


「最近、夏なのに雪が降ったり、砂漠化してる地域もあるし、花がいきなり枯れたりしてるの、それが原因不明で、この年になってから、ずっとそれが続いてて…」

えっ…、それって千年後、あたし達が罪を処す時にやっぱり何かあったんだ…


「月夜ちゃん!!メアリちゃん!!!今、調べるから、ちょっと端っこ寄っててくれる?」


あたし達が巫女ちゃんの指定された場所に移った。


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