REAL

2013年5月14日

「別れて、ほんとめんどぃ」

1年8ヶ月 付き合ってた恭に
振られた。

「え!?ゆっきぃ大丈夫なん!?」

悲しみの渦にのまれていくアタシに
友達の花奈は言う

あまり人に涙を見せないアタシは
恥ずかしかった。

でも仕方ない

今のアタシには帰る家も
お金も生きてる意味も何もない

ただ一つだけ。
恭は違うと思ってた
何があっても離れることはないし
アタシの一番の理解者だと思ってた。

「あーぁ 振られちゃった。
そりゃ、家出少女の面倒見るとか嫌だよねー。」

「恭だってすぐ戻ってくるよー!
だって1年8ヶ月でしょ!?
そんな すぐにゆっきぃの事忘れられないってー!」

花奈は笑顔でそう言ってくれた
家出を初めて3日目。
花奈の家で生活させてもらってる

1円ももってないし
そこまで親しいわけでもないのに

友達は友達!
って事で花奈が泊めてくれた。
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