LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―
海牙は師央の物語を続ける。
「師央くんが十五歳の春。最後の襲撃があった。文徳くんの一家が殺された。
文徳くんは、最期に白獣珠に願った。師央くんと白獣珠を過去に送って、運命を修正する。代償は、文徳くんの命。
時間跳躍《タイムリープ》した先もまた襲撃の場で、師央くんは両親と伯父が死ぬところを目撃した」
オレは思わず口を挟んだ。
「兄貴が死ぬ? でも、兄貴はそこで生き延びるはずだろう? 師央は、そういう未来を生きてきた」