俺と僕のお兄様
プロローグ
記憶、それはいつしか忘れられるもの

忘れてしまうもの

儚くて脆くて、それでいて美しい

だけど、時間とは人それぞれで…

忘れた人、忘れていない人

理不尽で、不公平

何処までも何処までも、人間は不思議なものだ

時間に関係無く、忘れてしまう者もいるのだから

きっと、"記憶喪失"というのだろう

つまりは、記憶を失うということ、頭を強く打ったり、自分の身を守る為に脳が勝手に消したりと理由は様々

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