ずっと好きだった。
唐突過ぎて理解に時間がかかったけど、

彼女と別れるって…なんで?

「やっぱり俺は、平瀬じゃないと…だめなんだ。

だから…俺お前が好き。」

…。

「最低なのはわかってる。でも、チャンスをもう一回…「何考えてるの。」

「何回あたしが我慢してきたと思ってるの!?

もしかして、わかってやってるの?

今更なんだよ?もういまさらそんなこと言われても遅いんだよ!」

開いた口が塞がらない。

「だいたい、あたしには彼氏がいるんだよ

もういまさら…告白されても、彼女と別れられても困る。

彼女も私も傷つけてるんだよっ。」

なんで…なんで今。

神様は意地悪なんですか。

忘れようとしているときに、なんで…なんで!

「ごめん。でも好きなんだ。

俺も今更引き下がれねー。

平瀬…俺本気だから。」

そう言って、翔馬は体育館から去った。

ほんと…なんなの?

自分勝手っていうか。

でもいままで見たことない翔馬。

本気…か。知らないっ。


あたしには、もう遥がいるんだから。
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