光の少女Ⅱ【救出編】
第4章 新たな出会い
1
「大丈夫ですか!?」
囲まれている少女に駆け寄っていくと、花音はその少女と背中合わせになるように立つ。
「お前達は?」
「話は後だ!まずは、こいつらをどうにかするぞ!」
追いついてきた風夜が剣を抜き、襲ってきた一匹を斬りつける。
「・・・そうだな。此処であったのも、何かの縁だ。協力してもらうぞ」
「うん!」
少女の言葉に花音は頷くと、掌に光球を宿した。
「こいつら、一体何なんだ?」
回りに倒れている翼の生えたもの達を見て、風夜が剣をおさめながら呟く。
「こいつらは、窮姫の手下だ。私が目覚めたのを感じ取り、早速送り込んできた」
その言葉に少し疑問を感じた花音が聞き返す前に、少女が急に座り込む。
「えっ・・・、ちょっ・・・」
「すまない。久し振りで少し力を使い・・・すぎ・・・」
少女の言葉が途切れ、慌てて顔を覗きこむ。
「・・・寝てる・・・」
「・・・はっ・・・?」
少女の顔を見て呟いた花音に、風夜が声を上げた。
「スゥスゥ・・・」
「・・・ね?」
「はぁ・・・」
彼にも少女の顔が見えるようにすると、寝息が聞こえてきて、風夜が溜め息をつく。
「仕方ないな・・・」
呟いて、眠っている少女を抱き上げる。
「私、先に戻って、皆に話しておくね。あと、その人が休めるように準備しておくよ」
「ああ。頼む」
「うん」
花音は頷くと、街へと走り出した。
「大丈夫ですか!?」
囲まれている少女に駆け寄っていくと、花音はその少女と背中合わせになるように立つ。
「お前達は?」
「話は後だ!まずは、こいつらをどうにかするぞ!」
追いついてきた風夜が剣を抜き、襲ってきた一匹を斬りつける。
「・・・そうだな。此処であったのも、何かの縁だ。協力してもらうぞ」
「うん!」
少女の言葉に花音は頷くと、掌に光球を宿した。
「こいつら、一体何なんだ?」
回りに倒れている翼の生えたもの達を見て、風夜が剣をおさめながら呟く。
「こいつらは、窮姫の手下だ。私が目覚めたのを感じ取り、早速送り込んできた」
その言葉に少し疑問を感じた花音が聞き返す前に、少女が急に座り込む。
「えっ・・・、ちょっ・・・」
「すまない。久し振りで少し力を使い・・・すぎ・・・」
少女の言葉が途切れ、慌てて顔を覗きこむ。
「・・・寝てる・・・」
「・・・はっ・・・?」
少女の顔を見て呟いた花音に、風夜が声を上げた。
「スゥスゥ・・・」
「・・・ね?」
「はぁ・・・」
彼にも少女の顔が見えるようにすると、寝息が聞こえてきて、風夜が溜め息をつく。
「仕方ないな・・・」
呟いて、眠っている少女を抱き上げる。
「私、先に戻って、皆に話しておくね。あと、その人が休めるように準備しておくよ」
「ああ。頼む」
「うん」
花音は頷くと、街へと走り出した。