少年少女は孤島にて愛を語る
バスにて
帰りのバスにて

その事があった次の日、
この島ともおさらばだった

その頃、俺たちの事は噂になっていた
もちろん事の顛末とワンセットで

あれからアイツとは全然話せてない

むしろお互いに距離を置いていたように思える

だからさ、言ってみたんだ

そんなに凄いことを言ったわけでも、したわけでもない

ただ、帰りのバスの席を隣にしてくれと、クラスメートに頼んだ

もちろん、関係は周知の事実であるのだから断られなかったさ

ただ、ひやかしはとんでも無かったがな


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