本気の気持ち
第一章 ✩ひとめぼれ✩

「純菜また別れたの!?」
「うん。なんか冷めちゃって。」

あたし、佐野純菜。中1。今話してる友達は、ななみ。最近彼氏と別れちゃったんだよねー。何回か付き合ったことがあるんだけど、すぐ冷めちゃうの。ほーんとだめだね、あたし。

「純菜さー、本当にあいつのこと好きだったわけ?」
「んー。どーだろ。」
「ええ!なにそれー。笑」
あたしはまだ、本気の恋をしたことがないってこと?なんだと思う。

「でもね!あたしひとめぼれしちゃったかもなんだ。笑」
「ふぇ!?すみれ、好きな人できんの早っ!笑 だれだれー?」
「晃寿くん。」
「ええええ!?あの隣のクラスの?」
「うん。まだ話したことないけどね。笑」
「応援するよー笑」

晃寿君は、イケメンで、背が高くて、サッカーがすごい上手で、俺様系。本当かっこいい。でも、これが本気の恋なのかはわかんないけど。
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