桃の天然水‐桃天!‐


ラッキー、誰もいない。
やっぱ日頃の行いがいいからかな、さすが俺!



一番近い第2保健室に行くと、もっとラッキーなことに誰もいなかった。
夕日が斜めに差し込む保健室はどことなくさみしげで、そして不気味。

でも、オレンジの明かりがとても綺麗だった。

手近なベットに桃ちゃんをおろす。
短いスカートがめくれて、細い太ももが半分異常見える。
…うわーきわどいショットだな、これ。

でかいタオルケットを隣のベットから持ってきてかける。

桃ちゃんの口から

「ん…」

と小さな声。
でも、起きる気配はやっぱりなかった。



どうしようかな、俺。

優等生なら、仕事優先か?
倒れた女の子優先か?


うっわ、難しい!





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