金魚の恋
そう!
君は、小なりと言えど社長令嬢だ。
名門女子大生だ。
bokuときたら
しがない町工場の、工員さんだ。

yoshiko
君は、一体 なにもの?
「女性よ」と、答える?
それとも、じっと考える?

大げさでなく、この世でたった一人の
bokuにコンプレックスを抱かせる女性 ━ yoshiko。
bokuをヒプノタイズする女性 ━ yoshiko。

「真面目ネ」
君の何気ないだろう言葉にさえ bokuは、ドキリ!とする。

「枠から 何とか脱け出そうとしているみたい」
yoshikoの、boku評。
「あなたを見ている もう一人のあなたが居るわ」
yoshikoの、boku評。
「大ざっぱな のんびりした女性がいいわね」
yoshikoの、boku評。

女性の浮気は、生理的に許されないことだと言う。
男の精液の幾分かは、女性の血管に入り血液に混じると言う。
万が一にも、胎児がお腹に居たら大変だ、と。

別れ際、yoshikoが、言った。
「挙式前に会えて、ホントに良かったわ」
何を、このbokuに言いたかったのだろうか?


シトシトと降り続けた 雨
まったく イヤミだ。
どうせ降るなら ザーッと
降ればいいのに。

ギーコ ギーコ と
ワイパーがうるさいぃぃ!
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