銀猫ー最強歌姫の再来ー
 屈伸や、軽い股上げなどをし終わり、位置へついた。

「よーい、ドンッ!」

 リクが楽しそうな声でそう言うと同時に、目の前にある赤い旗が上がる。

 それがスタートの合図。

 奏雨とルイはほぼ同時に走り出した。

 (あ…この感覚…。私が走るのが大好きだった時の感覚…。やっぱり走るのは楽しい…!)

 奏雨はどんどんスピードを上げ、ゴールした。

「佐倉は5.8。結構速いな。奏雨は…おまっ、これ世界大会並みだぞ!…5.3…。」

「えっ、5.3?…うーん。もうちょっと速く走れると思ったんだけど…。」
  
 まんざらでも無さそうな、寧ろ悔しそうな奏雨に、生徒全員が唖然としていた。


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