私の身体と心
そんな甘い声で私の名前を呼ぶと、彼は私の体を触り出す。

「本当に泊るつもり?」

私は彼を感じながら、囁く。

「もう帰さないよ。」

彼はそういうと、今日何度目になるのか分からない情事へ突入していった。

明け方。

私は先に目を覚ますと、さっさと身支度をして帰った。

彼を起こさないように。

これ以上彼と一緒に居ると、私が勘違いしてしまう。

そんな心の焦りを感じたからだった。









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