私の身体と心
「で、俺と酒を飲みに行くことに、問題でもあるわけ?」

かなり不機嫌そうな彼の声。

私は村木に話したように、ずっとそう言う事を控えていた事をゆっくりと話した。

聡美に話した事はあまりに重く感じたので、それは省略した。

その間、彼は何も言わずにじっと聞いてくれていたみたいだった。

そして私の話が終わると、一言こう言った。

「そんな事?」

ちょっと私はムカッと来た。

「あなたにとってはそんな事かもしれないけど、私には大事なんだから。」

「俺達の関係に、そんな事気になる?」

ああ、そうでした。

私達には人間関係がこじれるなんて、有り得ないもんね。

気に入らない事が有れば、そのまま連絡を絶てばいいんだから。

「じゃあ、明日こないだ言ってた居酒屋で。」

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