Heartless
‐まさひろとの電話‐
‥‥‥数分後。
「プルルル プルルル」
(彩の言った通りだ。)そう思い、私はまさひろからの電話に出た。
「はい。もしもし」私は緊張した。
「もしもし。」
低い声が、電話の向こうから聞こえる。
私は今まで以上に緊張した。
「あっ‥‥あっあの‥‥」
何て話したらいいか、何て言えばいいか
頭の中は真っ白になり、言葉も出てこなかった‥‥。  すると
「緊張しなくていいから。」
まさひろの、この言い方が少し怖かった。
私は怒ってるのか?そう思い、謝った。
「えっ‥‥あっごめんなさい‥‥。私、こうゆうの苦手で‥」
私はこの一言を言うだけで疲れた。
「へぇ‐。」まさひろは普通に答える。
私は普通に答えられるまさひろが凄いと思った。
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