甘い死神1
…………プロローグ…………

私は八宮 仄(はちみや ほのか)。

高校2年。

リア充?

そんなもん破壊してまえ、と思う。

まぁ、簡単に言うと地味で根暗でド底辺。

え?そんなことないって?

大丈夫だって?

お世辞は結構です。

友達もそれなりにはいるが、

それは形だけの友達である。

本当の友達ではない。

私の‘’元‘’本当の友達だった子。

裏切られてからもう心の扉は開けなくなった。

まぁ、何されたか言おう。

彼氏の横取りだ…………。

応援するねと言っていたその子と

彼氏がキスする所を偶然目撃…………!

最っ悪だ……知らない方が良かった…………

勉強も出来ないこともないが、

出来ることもない。

私はそんな中途半端な出来損ないなのだ。

だから生きていても意味がない人生から

逃れるために今日私は

翔ぶのだ。

そして私は放課後屋上へと向かった。

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