泣いてもいいよ

変わらない

生意気なことを



ふざけたことを



言っていたのかもしれないと



今になって思う…



そう言って笑った君




それでも



変わらずに



次の日も



朝ご飯が置いてあった



見送ってくれた



洗濯されたいい匂いの



シャツが置いてあった




親の愛情は



深い…




それに気づいた今は



もうずいぶん…



大人になってしまったと


泣いた君…



君は



ずっと気づいていたよ




厳しいけれど



どこかで憧れていた




めんどくさいと言いながら


甘えていた




そして



そんな君も



含めて



包み込んでくれていたんだ



君を



信じて



見守っていてくれたんだ



親の愛情は深い



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