届いてはイケナイ恋
…放課後…
『ゆい-ッ』
「あ、智也-ッ」
私たちは、仲良くなって、今では呼び捨てまでにッ。
なんか、青春だねって感じだぁい
今日は、体育大会のプログラムの案を考えてるの。
この、清桜丘高校では、毎年クラスごとで、プログラムを考えて、
その中かから、プログラムを選ぶらしいの。
教室には…二人きり…
なんか、ドキドキしちゃうなぁ。
なんて、考えてたら
『ゆい…』
急に真面目な顔になって、顔を近づけてくる。
そして、唇にやわらかい何かが当たる…
「え…??」
え。今・・・のって
キスだよねッ?
えぇっ!?
『今日は、ここまでにしとこうか。』
「え…あ。うん。」
智也は、荷物をまとめると、あっという間に帰ってしまった。
ひとり、残されたわたしは…
キスのことがショックで…
なにがなんだかわかんなくて。