片想い大作戦⭐️(完)
09.嵐の前触れ⭐️





キーンコーン‥‥‥‥



授業終了のベルが鳴ると同時、わたしはお昼ご飯をたべることすらせずに、急いで体育館裏に向かっていた。







だけど、どうしてあえての体育館裏なんだろ?



普通に誰にも聞かれたくない話なら、空き教室や屋上など、人が集まらない場所はたくさんあるのに。





色々考えてるうちに、体育館裏についてしまって、階段で金色の髪が揺れていることに気づいた。





「アキラっ」






「んぁ?‥‥‥‥‥おー。なち」






おー、なち。


じゃないわよっ!





何呑気に寝てんのよこいつ!





「あんたもしかしてサボり!?」



「おーそうだよ、悪りぃか」




「は!?


私はてっきり体育館裏なんかに呼ばれたもんだからなんかあったのかと!」






「ふは、うん。まぁーちょっと色々有りまして」




無邪気に笑うこいつが憎たらしい。







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