もう一度あなたに恋をした。



「ご、ご褒美?」



キョトンとしたあたしの声は、部長の「集合!!」の声に掻き消された。




佐伯くんはフェンスから離れて、あたしに背を向けて走り出したと思ったら…


ふと振り向いて。









「見ててくださいね、先輩。」







太陽に負けないぐらい眩しい、キラキラした笑顔をあたしに向ける。





そんな事言われても、もう遅いよ。






あたしはもうとっくに…


あなたしか見えないよ、佐伯くん。







< 98 / 116 >

この作品をシェア

pagetop