heavenly days (仮)
パッとついたブルーライトの眩しさに目を瞑るけれど、すぐに画面の操作を始める。
感覚的にブラウザを立ち上げ、ブックマークからSNSを開いた。最近はたまにログインするだけで頻繁に使うSNSでもないので、スマートフォンにしてからもアプリではなくインターネットのブックマークで事足りている。自分の日記を見返したことがあまりないので操作に手間取りながら、日記の一覧ページをスクロールしていった。

(ーーー、‥‥あった。)

日記のタイトルだけで何が書いてあるか思い出すのは難しかったけれど、このタイトルなら春について書いてあるはずだと予想できる記事が目に留まる。

heavenly days

迷わずその文字に触れる。





内容は、回想に近かった。
出会いのエピソードに、彼の印象。文章の中で春が「大丈夫だよ」と言う度に、彼がどこまでも私に優しかったことを思い出していく。自分で自分を幸せにしてあげようと思えたのは、私が笑うと春も笑うのが嬉しかったからだ。
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