桜日記〔完〕

恭介side

【恭介 side】

「…無理すんな。」

そう言って、俺は
桜子の目についていた
涙を拭う。


桜子、我慢すんな…。
俺の前では…、な?


彼氏なんだから。


懐かしいな…。


出会ったのも、一目惚れも、神様の仕組んだ運命だとしたら…。

神様
桜子を連れていかないでください。

俺は、桜子がいないと…
ダメなんだ…っ
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