ジュリエットじゃ終わんない


説得どころか…


なんかもう自分がなにやってんのか …
わかんないよ。



「バカバカし…」


そう呟いて、あのヒトの部屋に向かった。




その日は休日で。
朝方まで飲み歩ってたあのヒトは、まだ寝てて…


「あのさ!
もー昼過ぎだし、いーかげん起きれば?」



「…っん〜、

なに…?悪いけど出てって…」



「…出てくよ。
その前に1コだけ言わせてもらう…

あたし、柊也のコトが好きだから。
あんたが止めても、強行突破するから!」


そー言い捨てて、クルリと部屋を後にした。




あのヒトに解ってもらおーってのが、バカだった。



もぉいーよ、

勝手にキレればいい。




だからって柊也にメーワクはかけらんないから、なんの強行突破も出来ないんだけど…

とりあソレっぽく反抗して、まずは家出。


お父さんトコか、同中仲間んトコか…



その時。
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