ジュリエットじゃ終わんない


浅瀬に浸かりながら…


うずくまって、
ただ涙がボロボロと零れてく。





もう、どーしていーか…

わかんなくて…



どーする事も…

出来なくて…



身動きすらとれずに…

ひたすら泣き続けるあたしは…




いったい、なんの為に在るんだろ?


そう思ってまた、悲しみが溢れだす…





バシャンッ。


その時、水音とともに…




ふわっと、あったかい優しさが降ってきた。






それがなんなのか…

あたしはきっと、わかってて…




信じらんない思いで確かめて、また…



涙が溢れた。




「……っっ、柊也…っ!」


昔と同じ。



心配そーに、あたしの頭を撫でてくれてる。


切なげに見守りながら…

自分まで浅瀬に浸かって…





身動きがとれなくなってた全部が、
一気に柊也に向かって流れ出す。



「ぅああぁっっ、ああぁぁ…っっ!!」


縋り付くよーに泣きついたあたしを…



柊也が受け止める。




そっと肩を包んで…


ずっと…

ずっと撫で続けながら。
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